海を安全に楽しむための基礎的な知識・技能を体得してもらうとともに、水難救済ボランタリー思想の普及啓発のため、全国各地で「海の安全教室」を開催しています。
令和4年7月、平塚市立花水小学校体育館において3日間にわたり全学年児童1,041名、教員30名、保護者30名を対象に、湘南海上保安署、平塚市消防署、湘南ひらつかライフセービングクラブから講師を招き、クイズ形式での水辺の事故防止、ペットボトルを利用した心肺蘇生法等の講習を受けました。
令和4年6月から7月の間、新潟市所在の西海岸公園、山の下海浜公園、升潟小学校の各プールにおいて、一般の方や小学生(合計108名)を対象とした「海の安全教室」を開催しました。新潟海上保安部から講師を招き、着衣状態で落水した場合の浮力体験、身近なものを使った救助方法、離岸流の危険性や脱出方法等の講義を受け、正しい知識を楽しく学ぶことができました。
令和4年7月、平戸市根獅子浜、諫早市結の浜マリンパーク、長与町総合運動公園内プールにおいて小学生(合計80名)を対象に「海の安全教室」を開催しました。佐世保海上保安部、平戸海上保安署、長崎海上保安部の職員が講師となり、海水浴での注意事項、離岸流の説明、簡易救命器具を使用した救助体験、ライフジャケット等着用体験等の講義を受けました。
令和4年7月14日、取手市立戸頭小学校プールにおいて児童60名、教員4名を対象に、茨城海上保安部職員を講師に招き、背浮体験、離岸流離脱体験、救命器具に代用できるものの紹介及び取り扱い、救命胴衣着用体験、救助デモンストレーションの講習を受けました。
令和4年7月4日、沖縄県立沖縄水産高校多目的室において海洋技術科1学年生徒39名、教員6名を対象に、那覇海上保安部、沖縄県ライフセービング協会から講師を招き、海難統計、海難防止に関する講話、心肺蘇生法の講習を行いました。終了後、生徒代表から感謝の言葉が述べられ、「海の安全教室」の目的を十分に達成したことが伺えました。
令和3年の船舶からの海中転落者のライフジャケット着用・非着用別による死亡率は、着用者で10%、非着用者で51%となっています。※グラフ136、137過去5年間(平成29年から令和3年)の船舶からの海中転落者のライフジャケット着用・非着用別による死亡率は、着用者で11%、非着用者で51%となっており、非着用者の死亡率は着用者に比べ高くなっていることから、ライフジャケット着用の有無が、海中転落した場合の生死を分ける大きな要因となっています。※グラフ138、139
平成30年2月1日以降、小型船舶の船室外の甲板上では、 原則、すべての乗船者にライフジャケットを着用させることが、 船長の義務になりました。
岸から沖に向って、強い流れを起こす離岸流。もし、巻き込まれてしまったら、まっすぐに戻ろうとせず、海岸と平行に移動し、離岸流から抜け出した後、岸へ向います。
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